テガラ社員の素顔 -浜松本社より/山形支店より-

2014.02.01 [第53号]

テガラ社員の素顔 -和田


技術部の和田です。  突然ですが、皆様ジャズはお好きでしょうか? 
私は学生時代ジャズバンドをやっていたこともあり、ジャズのアルバムを漁っていた時期がありました。

そんな中でも最も私の心を強く打ったのは、ビル・エヴァンス。
ディープなジャズファンからすれば定番中の定番ですが、それだけにいつでも帰ってきたくなる魅力があります。

そこで今回は、特に私がお勧めしたい作品をいくつか紹介したいと思います (括弧内は録音年)。


【No.1】PORTRAIT IN JAZZ (1959)
PortraitInJazz.jpg

おそらく、ジャズの作品の中でも五指に入る有名なアルバムではないでしょうか。
冒頭の「枯葉」の演奏はあまりにも有名で、どこかで耳にした方は多いのではと思います。
コンパクトにまとまっていながらスリリングな空気を醸し出しており、試しに1枚という方にもお勧めです。


【No.2】Waltz for Debby (1961)
WaltzforDebby.jpg

「PORTRAIT IN JAZZ」と同メンバーでのライブ録音。
最初の1音の存在感だけで聴く価値がある、と思わせてくれる素晴らしい演奏です。
ピアノトリオの一つの最高到達点を示した演奏と言ってもいいでしょう。
この演奏の2週間後、ベースのスコット・ラファロが交通事故で他界し、
このトリオは伝説となってしまいましたが、エヴァンスは後の活動を通して、
ラファロの幻影を追い続けていたとも言われています。


【No.3】Trio '64 (1963)
Trio'64.jpg

一作限りのトリオ。ゲイリー・ピーコック、ポール・モチアンという後の
キース・ジャレット・トリオを支える2人が参加した、ジャズの歴史的にも貴重なアルバム。
全編を通してベースが朗々と鳴り渡っており、ベース好きには堪らないアルバムとなっています。


【No.4】I Will Say Goodbye (1977)
IWillSayGoodbye.jpg

後期~晩期エヴァンスの傑作。ジャズと言うよりは室内楽という趣で、
まるで空から音が降ってくるような透明感が印象的。
録音技術の向上もあり、ピアノの心地よい「鳴り」が感じられるアルバムです。


【No.5】His Last Concert in Germany(1980)
HisLastConcertinGermany.jpg

死の1ヶ月前のライブ録音。この頃エヴァンスは体調が極度に悪化しており、
ドクターストップを振りきって演奏に没頭していたそうです。
それまでのどの時期とも違う、何かに追い立てられるような壮絶なタッチは、
生命力をそのまま音にしたかのような衝撃さえ感じます...


ここまで私にとって特に印象的な5枚を紹介しましたが、音源化され世に出ている
エヴァンスの演奏は100枚を優に超えるのではないかと思います。
今回取り上げたのはトリオ作品のみですが、他にもボーカルやギターとのデュオ、
フュージョン風の作品から自らの演奏を多重録音したものまで様々なフォーマットで傑作を残しています。
ハズレがないと言われているエヴァンスの演奏、本記事を機に少しでも興味を持ってくだされば光栄です。


ページの先頭へ