巻頭特集 -旬の話題をお届け-

2013.11.01 [第52号]

先日発売のWindows8.1ってどうなの?


Windows 8の改良版であるWindows 8.1がいよいよ発売されました。
PCの主流OSはいまだにWindows 7やXPであり、携帯端末でもiOSやAndroidに水をあけられ、
普及しているとは言いがたい状況だったWindows 8ですが、8.1で挽回できるのでしょうか?


win81_1.jpg
Windows 8.1の起動後メイン画面がこの「スタート」画面であることは変わらない。
ただ、PCでも使いやすいように各種の細かい改良が施されている。
また、起動後そのままデスクトップを表示させるよう設定変更することも可能だ。


2013年10月18日、Windows 8の改良版であるWindows 8.1が発売されました。
Windows 8はタブレット向けと従来のPCの両方に適応しようとした設計のOSで、
Surfaceのようなタブレット端末はともかく、PCで利用するには中途半端
と言わざるを得ないユーザーインターフェースでした。
多くの長所はあるものの、操作感になじみのあるWindows 7やXPから
乗り換える動機にはなりづらいものだったかと思います。

8.1の進化は主にPCでの利用時の使いやすさ向上を意識したものが多く、
その中でも最も特徴的な変更点は「デスクトップのタスクバーにスタート
ボタンが復活した」 ということです。 発売以来、スタートボタンが無いことで
多くのPCユーザーが操作に戸惑ってしまい、それを補うために擬似的に
スタートボタンを追加するフリーソフトが出回ったりもしていました。
8.1ではそのスタートボタンが復活したわけですが、従来のスタートボタンと
は異なり、左クリックするとWindows 8の特徴であるスタート画面(上の写真)
が表示されるようになっています。 また、右クリックで表示されるメニューに
新たにシャットダウンの項目が追加されました。


Win81_2.jpg
デスクトップ画面。 復活したスタートボタンを左クリックするとタート画面に戻ることができる。
右クリックすると上のような
メニューが出て、ここからシャットダウンできるようになった。


OSを起動すると、最初にスタート画面が表示されるのは8と同じですが、
8.1ではスタート画面を飛ばして最初からデスクトップを表示させることも
できるようになりました
(タスクバーを右クリック→プロパティ→ナビゲーションタブで設定可能)


Win81_3.jpg
スタート画面左下の (↓) 矢印ボタンをクリックすると、上のようなアプリ一覧が表示される。
ここからほとんどのアプリを起動できる。


しかしながら、本質的な問題として、ここ数年のスマートフォンやタブレットといった
携帯端末の普及により、とくに個人ユーザーのコンピュータ利用スタイルがいわゆる
PC中心から携帯端末中心にシフトしてきたという事実があります。
実際、個人レベルでのコンピュータの利用...たとえばインターネットで情報収集や
ショッピングをしたり、ソーシャルメディアで友人とコミュニケーションを取ったり、
写真を撮影して閲覧・共有したり、アプリやゲームを利用したり...といったことは、
わざわざPCを引っ張り出さなくても、スマートフォンやタブレットでより
手軽にできるようになっています。 
法人ユーザーは、Officeアプリケーションなどのヘビーなソフトウェアを多用するため、
今でも業務の中心はPCですが、今後はスマートフォンやタブレットの業務利用も
ますます浸透していくでしょう。

マイクロソフトもそういった時代の変化に対応するために、思い切ってWindowsの大幅な
仕様変更に踏み切ったと思われるのですが、果たして「Windows」と名のつくものが
それに適していたのかどうか...その答えはこれから出てくるのではないでしょうか。

テガラも90年代初頭の「DOS/V」や「Windows」の登場とともにコンピュータのビジネスを開始し、
時代の変化に応じて少しずつ事業内容を変化させてきましたが、再び変化すべき時が
迫っているのかもしれない...と感じています。


文:鈴木 良歩

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