
2013.09.01 [第51号]
「エラーの原因が分からないとアンロックできません!」
ユニポスの業務で海外メーカー、仕入先の担当者とやりとりをしている中で一番興味深いことは、
各国の人の考え方や価値観を知ることができるという点です。

MAXQDAというドイツ Verbi 社の質的研究ソフトウェアがあるのですが、
たまにハードウェアとの兼ね合いでセットアップエラーが発生してしまうことがあります。
ライセンス規約ではインストール回数は最大2回までに制限されているため、
インストール中に2回エラーが発生してしまうと、ライセンスにロックがかかってしまいます。
こうした場合にはメーカーへ連絡し、ライセンスのロックを解除(アンロック)してもらう必要があります。
アンロックを依頼すると必ず言われるのが、
「セットアップエラーの原因がわからないとアンロックできません。」ということです。
「ひとまずアンロックしてもらって、もう一回セットアップをやり直してみればいいのでは?」
と安易に思ってしまうのですが、これはアジア人的な考え方のようです。
ドイツをはじめ欧米の人は、英語やドイツ語が論理的で簡潔な言語ということからもわかるとおり、
「まず原因をきちんと究明してから、解決法を見出す。」という流れに忠実なことが多いです。
でも、解決するまで親切・熱心に、そして地道に対応してくれるので、とても助かります。
文: 地主 ふみ
ユニポス海外製品調達の事件簿
- [第54号]「大切な事は全てメーカーサイト に...書いてないこともある。」2014.04.01
- [第53号]「入手困難!納期遅延? 新しい海外製品の調達...。」2014.02.01
- [第52号]「丁寧!ドイツHighsoft社製 ソフトのライセンス証明書発行」2013.11.01
- [第51号]「エラーの原因が分からないとアンロックできません!」2013.09.01