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巻頭特集 -旬の話題をお届け-

2013.07.01 [第49号]

2014年に迫るWindows XPのサポート終了って?


2001年10月25日の発売以来、10年以上の長きにわたって
世界のパソコンの主力OSとして使われ続けたWindows XP。
そのサポート(正確には延長サポート)が2014年4月9日で終了します。
最近は「XPのサポートが来年で終わる」ということで、
あちこちで現行OSやそれを搭載するPCへの買い替えキャンペーンが行われていますが、
実際のところ、サポートが終わるとどんな不都合があるのでしょうか。
そんな疑問に対して、テガラの視点で解説します。

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サポートが終了したらどんな影響があるの?

サポートが終了しても、Windows XPが使えなくなるわけではありません。機能制限もとくにありません。
一番大きな影響は「新規のセキュリティ更新プログラムが提供されなくなる」ことです。
サポート終了後は、OSに新たな脆弱性が見つかっても、
それに対応する更新プログラムが提供されなくなるため、
セキュリティリスクが高い状態で使用しなければならなくなります。
具体的には、外部から侵入を許したり、新種のウイルスに感染したり...というような。

とはいえ、それまでに蓄積されたセキュリティ更新が無効になるわけではないので、
サポートが終了したからといってすぐにセキュリティリスクが急激に高まるわけではありません。
ただ、時間が経過すればするほどセキュリティリスクが高まることは間違いないでしょう。


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サポート期間中であれば最新の更新プログラムが提供されます。


もう一つの影響として「有償サポートの提供終了」がありますが、
有償サポートを利用されているユーザーはごくわずかと思われるため、
これまで恩恵にあずかってきたわけでなければ、終了によって影響を受けることはないと考えられます。

また、間接的な影響としては、対応アプリケーションの問題があります。
すでにWindows XPに対応していないアプリケーションは増えつつありますが、
サポート終了を機にその流れが加速する可能性があります。



インターネットに接続していないPCなら支障なし?

インターネットに接続せず、特定用途の専用PCなどで利用しているPCについては、
インターネット経由で侵入されるリスクはないため、
セキュリティ更新が打ち切られてもそれほど大きな支障はありません。
現に、このような用途ではXP以前のOSを使い続けている事例も多くあります。



セキュリティや対応アプリの面で現行OSは優秀

使い勝手としては「XPで充分」と考えるユーザーが多いのも理解できます。
ただ、サポート終了を抜きにしても、Windows 7やWindows 8といった現行のOSは、
基本設計が10年以上前のWindows XPに比べセキュリティ面の対策が大幅に強化されています。
また、最新のアプリケーションを利用することができます。
セキュリティをそれほど気にせず、従来のアプリケーションが使えれば良い...
という用途なら、引き続きXPでも充分かもしれません。
でも、そうでなければ、最新OS(PC)で得られるメリットは大きいでしょう。



Embedded版ならWindows XPを引き続き販売中

組み込みシステム向けのライセンスである「Windows XP Professional for Embedded Systems」を
プリインストールしたPCは、一部の産業用PC メーカーより販売が続けられています。
提供期間は2016年7月31日までで、まだ約3年の猶予があります。
Embedded版は特定用途の専用PCとしてしか利用できない、
原則としてOfficeが利用できないといった制限があります。
なお、Windows 2000のEmbedded版も2015年7月31日まで提供されています。
産業用PCとしてWindows XPを利用しているユーザーは、
2014年のサポート終了を殊更に意識する必要はないでしょう。



文:鈴木良歩

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