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巻頭特集 -旬の話題をお届け-

2013.04.01 [第46号]

4プロセッサXeonやGPGPUを搭載する超高性能マシン

最近のテガラは、年々、より高性能かつ高額なコンピュータを
製作・販売する方向にシフトし、そのノウハウを蓄積しています。
このたび、その到達点のひとつとも言える超高性能マシンを納入しました。
今回はあえて巻頭記事の場を借りて、その事例をご紹介します。


CPU、GPU、メモリなどをとにかく高性能に

今回の事例では、お客様の当初の要望はOSがWindows 7 Ultimate、
CPUはXeon E7-8870×4、メモリ256GB...と細かくご指定を頂いていました。
用途としては化学分析や整数論の数学計算に使われるとのことで、
とにかく全体的に高性能なコンピュータを希望されていました。
そこで、お客様の要望を汲み取りつつ弊社にてどういった仕様がベストか
検討し設計した結果、以下のような構成にて提案しました。


【弊社が提案したPCの構成】

OS      :Microsoft Windows Server 2012 Standard
チップセット :Intel C602
CPU     :Intel Xeon E5-4650 2.70GHz(TB 3.30GHz)×4 合計32コア
RAM     :合計256GB DDR3-1600 PC3-12800 ECC Registered 16GB x16
SSD     :512GB S-ATA 6Gb/s MLC 2.5" Plextor M5 Proシリーズ x4(RAID 0:2TB)
HDD     :4TB S-ATA 7200rpm 3.5"
ODD     :DVDスーパーマルチドライブ
GPU     :nVidia Quadro 6000 6GB PCI-E DVI-I x1 / DisplayPort x2
GPGPU   :nVidia Tesla K20 PCI-E
筐体     :タワー 1400W 
外形寸法  :幅178x高さ462x奥行721(mm)

top.jpg

今回納入したマシンの筐体。
超高性能なXeonを4個搭載しているため、大型のヒートシンク、多数の冷却ファン...
と熱対策に重点を置いた設計をしています。
また、下部にはQuadro 6000とTesla K20を搭載しています。



OS


今回の仕様は4プロセッサですが、当初ご希望のWindows 7は2プロセッサまでしか
サポートしていないため、4プロセッサではサーバーOSが必要になります。
また、Windows 7ではメモリのサポートも192GBまでとなります。
なお、現行のサーバーOSはWindows Server 2012ですが、ライセンス形態が従来とは異なり、
4プロセッサの場合、Standard版(2プロセッサライセンス)を2本購入する必要があります。
2008 R2(前バージョン)までは、Enterprise版が1本あれば4プロセッサに対応していました。


CPU

Xeon E5-46xxシリーズで4プロセッサ、合計32コアの構成で提案しました。
E7シリーズと比べるとコア数は減りますが、それ以外のスペックはほぼすべて上回っており、
世代もE7シリーズより新しく、より速度面で期待ができます。


GPU

エンタープライズ向け高性能グラフィックボードのQuadro 6000と、
GPGPU専用ボードであるTeslaの組み合わせを提案しました。
3DCG等の描画はQuadroに、数値計算はTeslaにと分業化することで、
Quadro 6000x2よりもより安価に計算速度の向上が期待できます。
なお、GPGPU専用のTesla K20よりQuadro 6000の方がグラフィック機能を持つ分高価です。


ストレージ (SSD)

サーバーグレードのコントローラを搭載したSSDであるPlextor M5 Proシリーズを採用し、
オンボードSASコントローラ(LSI製)を利用してSSD4台でRAID0を構築しました。
ただ、Quadro 6000とTesla K20でPCI-Eスロットが埋まってしまうため、
RAIDカードを採用することができませんでした。


価格

さて、このようなモンスター級のコンピュータになると、
当然のように価格もモンスター級になります。(約400万円強)
これは社内的な話なのですが、昨年、一昨年と連続で毎年弊社出荷マシンの
1台あたりの単価記録が塗り替えられていますが、
この事例により今年もまたコンピュータ1台あたりの単価記録が更新されました。

大容量メモリが比較的容易に搭載できるようになった昨今では、
チップセットやOSがサポートする限界のメモリ容量まで搭載する事例も
増えてきていて、搭載するメモリ容量も日々増加しています。
ただ、MP XeonとQuadro 6000とTesla K20の組み合わせという、
最高グレード製品のオンパレードである今回のような事例は、
テガラでもなかなかお目にかかることができません。




文:鈴木良歩





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