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巻頭特集 -旬の話題をお届け-

2011.07.01 [第25号]

LinuxやAndroidを動かせる 組み込み向け超小型ボードが人気

2008年発売の「BeagleBoard」が火付け役

最近、低価格で超小型な組み込み用マザーボード(シングルボードコンピュータ)の人気が高まっています。
火付け役は2008年に発売された「BeagleBoard」という製品で、テキサスインスツルメンツ(以下TI)が
Digi-Key の協力を得てオープンソースの理念に基づいて開発しました。
ARMベースのOMAP3プロセッサが搭載され、約8cm四方のボードにDVI、LAN、USBといった
PCとして動作させるために必要な機能が一通り搭載されており、ファンレスや超低消費電力といった
特長も備えていました。
特筆すべきはその柔軟性の高さで、組み込み向けLinuxやAndroidを動作させることができ、
実験用、教育用、実用目的はもちろん趣味としても楽しむことができます。
そんな製品が、従来の常識を破る149ドルという低価格で発売されたことで、
それまでのユーザー層を超えた人気を獲得しました。


やり方しだいで色々な事ができるのが魅力

BeagleBoardはもともと、TIの携帯電話向けプロセッサであるOMAP3のアピールのために開発されました。
その後高性能版のBeagleBoard-xM、後継機のPandaBoard、カメラを備えたLeopardBoardなど
関連製品が多く発売されています。
日本ではヘビーユーザーが色々いじり倒して遊べる製品として、ぷらっとほーむの「OpenBlocks」や
玄人志向の「玄箱」が人気を博していましたが、これらの組み込みボード製品も似たような性質を
持っているのではないでしょうか。まずはLinuxやAndroidを動かすことにチャレンジしてみたり、
組み込みシステムの開発に利用したり。さらには独自の筐体に納めてみたり、
ちょっとしたサーバーや専用機として使ってみたり...という風に、用途や楽しみ方は広がっていきます。
組み込み系の開発者のみならず、PCの自作やメカいじりで四苦八苦したりするのが
好きな方にとってはたまらない製品群ではないでしょうか。


代表的な超小型組み込み用マザーボード

BeagleBoard-xM
top1.jpg
元祖BeagleBoardの高性能版。
PCに必要な機能を一通り搭載。microSDからブートできる。

【主な仕様】
動作クロック1GHz、メモリ512MB、LAN、USB、DVI-D、
シリアルポート、microSDカードスロット、オーディオ入出力


PandaBoard
top2.jpg
BeagleBoardの後継機。
デュアルコア化や高性能GPU搭載でFull HDビデオ再生にも対応。

【主な仕様】
動作クロック1GHz(デュアルコア)、GPU:PowerVR SGX540、
メモリ1GB、LAN、USB、Bluetooth、無線LAN、SD/MMC、Full HDビデオ再生


LeopardBoard
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デジタルカメラ開発キット。
同梱のカメラボードと組み合わせて様々な用途に利用できる。

【主な仕様】
LAN、USB、DVI-D、コンポジット出力、コンポーネントHDTV出力、
シリアルポート、VGAカメラボード(同梱)


HawkBoard
top5.jpg
BeagleBoardの姉妹機。
SATAやアナログVGAなどより使いやすい機能を搭載。

【主な仕様】
動作クロック300MHz、SATA、LAN、USB、シリアルポート、
アナログVGA出力、コンポジット入力、オーディオ入出力


IGEPv2 Board
top3.jpg
BeagleBoard互換ボード。

【主な仕様】
動作クロック1GHz、メモリ512MB、NANDフラッシュ512MB、
LAN、USB、DVI-D、Bluetooth、無線LAN、microSDカードスロット


特徴のある製品がいくつも登場、入手は?

これらのボードは電子部品直販サイトのDigi-Keyをはじめ、
いくつかの販社にて販売されていますが、その人気ゆえか生産が追いつかず、
どの販社でも品薄の状況が続いているようです。
購入をご検討の方は各販社のサイトをまめにウォッチするか、
可能ならば予約することをおすすめします。


文:鈴木良歩


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