テガラ株式会社 ホーム > ニュースレター > 巻頭特集 -旬の話題をお届け- / 研究用PC > ラックマウントサーバーの導入には何が必要なのか?注意点は何か?

ニュースレター

巻頭特集 -旬の話題をお届け-

2011.01.01 [第19号]

ラックマウントサーバーの導入には何が必要なのか?注意点は何か?

テガラでは最近、ラックマウントサーバーの導入実績が飛躍的に増えてきています。
多数のサーバーを設置運用する場合、スペース効率の良いラックマウントが一般的ですが、
ラックマウントサーバーを導入するためにはどんなモノが必要で、どんな注意点があるのか
基本的な部分を解説します。


サーバーラック
top1.jpg
とある大学様に導入したサーバーラックの一例。
2台のラックを連結しています。



一般的なサーバーラックは米国電子工業会(EIA)の規格によって
ラック及び収納機器のサイズが決められています。
機器の幅は19インチ(482.6mm)で、高さは1.75インチ(44.45mm)の倍数。
1.75インチを1Uと呼ぶ単位で定められています。ただし奥行きにはサイズの決まりがありません。
ラックの収容能力は10U以下の小さいものから46Uまで様々な種類があります。
46Uとなると高さが2mを超えますので、転倒防止のための対策が必要となってきます。
床の種類に応じ、アンカーボルトによる固定やスタビライザーなど様々な方法を用います。
免震機能の備わった台座もあります。


UPS(無停電電源装置)
top2.jpg
1500VAのUPSを3台マウントした例。
重量があるため、一番下に設置するのが基本。



UPSは急な停電時にサーバーダウンを防ぎ、サーバーを安全にシャットダウンさせたり、
落雷などによる突入電流や瞬間停電からサーバーを守る役割を持っています。
容量は750VA~3000VAくらいが一般的で、1台のUPSに複数の機器を接続する事が
多いです。UPSが停電を検知するとシャットダウン信号が送出され、各サーバーに
インストールされた専用のソフトウェアがシャットダウン信号を受け取り、サーバーを
安全にシャットダウンさせます。
UPSとサーバー間の接続は1対1の場合RS232CやUSBが標準ですが、
複数台の場合はLANを利用するのが一般的です。(UPS用LANカードはオプション)


操作用コンソール
top3.jpg
引き出し式ドロアーの例。16ポートの切替器を内蔵し、
簡単にサーバーを切り替えられる。



サーバーを直接操作する事が少ない場合、1組のモニタ、マウス、キーボードを
つなぎ変えて使うことが多いのですが、引き出し式のモニタ、マウス、キーボードと
CPU切替器がセットになったドロアーを利用すると便利です。


ネットワークスイッチ(HUB)
top4.jpg
ラックマウントでは
24ポートや48ポートが一般的。



ネットワーク構成やサーバー台数、負荷、求められる機能に応じてネットワークスイッチを選択します。
通常は高負荷に耐えられる高級製品を使用します。
メーカーはシスコシステムズが代表的ですが、他にもHPのProCurveなど様々な製品があります。
基幹ネットワークとの接続には光ファイバーが用いられる場合が多いです。


サーバー本体
top5.jpg
2Uのストレージサーバ。HDDを12台搭載できる。


サーバー1台のサイズは1U~4U程度までが一般的です。
テガラの場合、WEBサーバーやデータベースサーバーなどは1U、
ストレージサーバーは2Uが多いです。産業用途では4Uを用いることもあります。
より集積度の高い、ラックマウントのブレードサーバーも存在します。


設置場所

一般的なラックのサイズは幅600~700mm、奥行きは600~1000mm程度が多いですが、
機器の取り付けやメンテナンスのために最低でもラックの周囲の表側に80cm、裏側に40cm程度は
スペースが必要です。また、騒音が激しいため、オフィスの一角ではなく専用のサーバールームに
設置する事が望ましいです。


空調設備

サーバー台数が多いとそれだけ熱を放出するため、室内の温度を一定に保つための
空調設備が必要となります。性能は想定される熱量に応じて決定します。


電源
top6.jpg
サーバールームの配電盤。
さらにUPS用コンセントまでの配線工事が必要となる。



多数のサーバーを同時稼働させる事になるため、それに対応した容量の電源が必要となります。
サーバールームに配電盤を設置するケースも多いです。
また、3000VAなど大容量のUPSを使う場合はコンセントの形状が異なるため、
専用コンセントの準備が必要です。


【まとめ】
ラックサーバ設置には設置場所や電源、空調なども含めトータルな準備が必要!




文 : 鈴木良歩



ページの先頭へ